こんにちは。
お読みいただいてありがとうございます。
この記事は、旧ブログ「帰ってきた!山田勝彦保護指定区域」からの再録です。
戦力外通告や引退のシーズンになると、ふと思い出す。 我らが(2軍)バッテリーコーチ、山田勝彦さんご自身の現役引退のときの記事です。
コーチになってからは、選手たちを見送る立場になった勝彦さんですが、ご自身の現役引退のことはあまり知られていません。
が、引退時の発言がなかなかロックなので、いちおう球史に名を残してるんですよね。
なんと本にも取り上げられてるんですよっ
そんなことより、フツーに実績で球史に名を残してほしかったんですけどね…(言わない)
世知辛いニュースばかりのこの時期ですが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
やまかつ現役引退の真相
(以下の記事内容は、2014年に作成した記事のままになっております)
ここ数日、ぽつぽつ「山田勝彦 引退 コメント」なる、謎のキーワードでブログに来られる方がおられます。
が、今さら勝彦さんの引退に興味持つ人いるんかいと思ったんですけど、どうやら某巨大掲示板の野球スレッドに、勝彦さんの話題があがったようです。
このスレッドの元ネタになった本持ってますけど↓
勝彦さんは日ハムの選手として記載されてます。(まぁハムの人として引退したからね…)
わざわざキーボードで「山田勝彦」と入力して来てくださる方に、お土産なしで帰ってもらうのも申し訳ないので、この本から我らが山田勝彦さんの引退コメントを紹介しておきます。
勝彦さん現役引退会見での発言とされるのはこちら。↓
山田勝彦
「まだ引退じゃねえぞ。メジャーからオファーがあるかもしれねえだろ。つーかオレ、なんで戦力外になって、こんな賑やかにやってんだ?」
2005年10月6日 現役引退会見にて

引用:
イーストプレス刊 「プロ野球 最期の言葉」村瀬秀信 著より
ROCKだなぁー勝彦さん。
生涯打率.205なのに…。
ていうか、私もまだ勝彦さんファンを名乗るべきじゃないな…と改めて思うほど。
この発言に込められた勝彦さんの想いをまともに受け止める自信がないのに、見切りで記事にしちゃうんですけど…。
これ、今の年齢になったBONJOVIのジョンとかに言わせたら最高に格好いいかも…と、ふと思ったので試してみました。
これ山田勝彦の発言ですからね…。
最晩年のジョージ・マッケンジーこと城島健司の発言じゃないですよ?!
勝彦さんの苦労と。苦難と、短い栄光と。
暗黒時代の象徴として、選手会長経験者なのにタイガースファンに石持ていじめられ。
ネタキャラとして非難され続けても。
歯を食いしばって18年プロの世界でメシ喰ってきた…。
そんな山田勝彦さんの、日ハムさん球団事務所でのひっそり引退会見での言葉がこれですわ……。

「メジャーからオファーがあるかもしんねえだろ!」
しかも最後の最後までユーモアのセンスあり過ぎて。
笑ッちゃいけないんだろうけど笑えるし。
笑う気になれないから余計に笑えないという。
勝彦民には、二重三重に重すぎる発言なんですけど…。
「つーかオレ、なんで戦力外になって、こんな賑やかにやってんだー?!」
ねえ…なんで賑やかにやってンの…?
プロ現役時代の野球人生で、びっくりするくらい実績のこさなかった山田勝彦さんが、歴史にその名を刻んだと言える名言です。
高校卒業から35歳まで、苦しみ抜いたプロ野球人生を、こうやって締めくくる山田勝彦さん。
辛くてもくじけそうでも、きっと、ずっと賑やかにやってきたやまかつさん。
その引退の言葉がコレですわ…。
人間、デカすぎんだろェ…
勝彦民の懺悔
勝彦さんが現役引退されてから10年以上経つんですけど…。
まだ何かわだかまりというか。
勝彦さんが本当に辛かったはずの2001年〜最晩年を、わたしは野球から離れて見届けてこなかったのに、今さらファンを名乗るとか本当にド厚かましいなーと。
そんな後ろめたい気持ちを抱えつつ。
山田勝彦さんというお人の、底知れない人間力を見習いたいなと思うわたくしでした。
はにまるは今日も、山田勝彦さんを応援していきたいと思います。